連載コラム視点747
渡久地明(沖縄観光速報社)


地球温暖化の原因はやはり太陽

 今年の夏は暑い。七月いっぱいくらいはクーラーなしでも風が吹くし、明け方は冷えるものだと思っていたが、風も吹かないし、朝まで暑い。太陽にさらされると、暑いのではなく、熱いのだ。太陽の熱が直接ハダを焼く。

 地球温暖化について、火星の気温も上がっているというNASAの報告があるので、人類が排出する温室効果ガスによる影響というのは信頼できない、とこのコラムで述べたことがある。

 その後、ゴア前副大統領の映画「不都合な真実」を見て、人為的な温室効果ガスの排出効果がかなりあるのかなあ、本当かなあと思ったのである。ゴアの映画は説得力があった。ゴア本人が機関銃のごとく、バナナのたたき売りのように人為的影響を力説していた。

 ところが、ゴアの映画を正面から批判するイギリスのTVドキュメンタリー「地球温暖化詐欺」(マーチン・ダーキン制作)という映像があり、ネットで見られる。

 世界の著名な気象学者らが出演して、地球温暖化は二酸化炭素の影響ではないと証言している。

 ゴアの映画では南極の氷を掘り出して、過去六百万年の地球の温度変化を調べたところ、地球が温暖化しているときに二酸化炭素の量が増え、地球が寒冷化しているときに二酸化炭素が減っているというグラフを見せる。二酸化炭素が温暖化の原因であると主張するこの映画のハイライトシーンでもある。

 ところが、「地球温暖化詐欺」に出てくる研究者らは、地球がなにかの理由で温暖化したら海水中の二酸化炭素が大気中に出てくるというのが事実であり、因果関係が逆だという。温暖化後、数百年たって海水中の二酸化炭素が大気中に出てくるのだ。そして、地球が温まる何らかの理由とは太陽の活動の影響である、と断言する。

 二酸化炭素は確かに温室効果のある気体だが、残念ながら大気中には極めてわずかな量しかない。最も温室効果のあるのは水蒸気である。つまり雲だ。雲なら確かに局地的な気温の変化を生みだす。しかし、無色透明で、空気中にごくわずかしかない二酸化炭素が地球を温めるというのは、根源的にヘンである。

 千年前の地球温暖化ではヨーロッパで農作物が豊富にとれるようになり、豪華な教会や宮殿がどんどんできた。ヨーロッパ文明が花開いた。温暖化は必ずしも不都合ではないのだ。

 「不都合な真実」「地球温暖化詐欺」の両方ともにデータの誤用があると指摘されている。しかし、行き過ぎた地球温暖化対策に楔を打ち込むという意味で「地球温暖化詐欺」は有意義である。

 猫も杓子も「地球温暖化防止」という風潮は明らかにおかしい。これは日本の財政が明日にも破綻するといって国民を不幸に落とし入れている政治と同じだ。まるで太平洋戦争に日本が突入する前夜の世相ではないのか。(明) (2008年7月1日号掲載)


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