連載 前川昌道・IT導入、成功と失敗の法則(40)
おきなわ観光情報学研究会


画期的なオーダーエントリーシステム

前川昌道(アイスプランニング代表・おきなわ観光情報学研究会)

■画期的なビジネスモデル

 以前の号でペンリーダーの画期的なオーダーエントリーシステムを紹介した。その後、この方式によるビジネス・ソリューションが、先駆的なこととしてTVで紹介された。以前の紹介以来、いろいろな場面で、この画期的なソリューションが取り上げられ、試行的に導入されるようになった。レストランのオーダー自動化、ハンディキャップを持つ人の会話支援、語学や受験の学習用自習書、かんたん入力、など多方面で応用できるソリューションで、アイデア次第でビジネスが大きく広がる可能性を持ってい る。

 特殊コードを印刷した紙面を軽くタッチするだけで入力できる。お年寄りでも、子供でも、ペンで紙面を触るだけで入力できる、誰でも、超簡単にアクセス可能なビジネス・ソリューションといえる。

■呼ばなくてもテーブルでオーダーできる

 居酒屋やレストランで、この画期的なオーダーエントリー・ソリューションを導入すると、お店の人がテーブルに注文を聞きに行かなくても、お客さんが自分で、目に見えない特殊なコードを印刷したメニューに、フォトリーダーのペンを当てるだけで注文ができ、自動的にキッチンに注文内容、注文テーブル番号が通知される。ホールにいる人は、キッチンの出来上がった食べ物を注文の席に届けるだけでよく、注文の手間が省け、効率化が図れる。

 追加注文の多い焼肉レストラン、ビアホール、居酒屋などの業態では、注文の効率化が図れ、オーダー入力間違いも減り、収益向上に役立つ。

 回転寿司では、テーブルやカウンターについたインターフォンで注文するお店があるが、注文が殺到すると、注文をするまでに順番待ちで長いこと待たされることがある。

 このオーダーシステムを使用すると、インターフォン・オーダーがなくなり、ペンタッチだけでオーダーができ、聞き間違いもなくなる。また、注文が早く、簡単になるので注文が増え、回転も上がり収益が良くなるであろう。

■声が出ない人におしゃべり支援

 「あいうえお」などおしゃべりの単語や「おはよう」などの文章を、特殊印刷をした用紙に印刷して、ペンでさすだけでおしゃべりができる。また、音を出すこともでき、声が出ない人の「おしゃべり支援」ができる。ハンディキャップを持った人の生活支援ツールとしても有効な画期的なソリューションとも言える。

■自分でオーダーシートが簡単に編集できる

 エクセルシートを活用して、フォトリーダーで読ませるための印刷メニューが簡単に編集できる。ペンでタッチした箇所の属性を、@静止画画像、A動画画像、B音声、CURL、などを指定することにより簡単に目的の画像であったり、文字であったり、ホームページにアクセスしたり、文章を読み上げたり、などいろいろな場面での応用ができる。この土・日曜の2日間、編集ソリューションを操作したが、私にでも簡単にサンプルメニューを作ることができた。

 簡単なビジネス・ソリューションだけにいろいろな人に、いろいろな場面で、応用が広がる。このような画期的なビジネス・ソリューションを手がけることによりビジネスは成功できるチャンスが広がる。

 画期的なビジネスモデルの概念図を図に示す。

筆者メールアドレス maekawa@sky.tnc.ne.jp

(「観光とけいざい」第732号07年10月15日号)


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