連載 前川昌道・IT導入、成功と失敗の法則(42)
おきなわ観光情報学研究会


画期的! インターネットでハイビジョンが見られる(3)

前川昌道(アイスプランニング代表・おきなわ観光情報学研究会)

■画期的な画像圧縮技術

 前回普通のインターネット回線でハイビジョン画像の伝送が出来る画期的な画像圧縮と画像伝送技術について紹介した。今回はこの技術を応用したソリューションを紹介する。

■1000分の1に圧縮してもロスレス(損失がない)

 医療用レントゲン画像の保存は生のデータをそのまま蓄積保存が義務付けられている。

 一枚の画像データは数百メガで膨大なデータ量である。現在利用されている多くの画像圧縮技術では、画像を圧縮して保存すると通常はデータ抜けが起こり、元の画像より劣化するといわれていて、医療用の画像診断には使用されていない。

 しかし、この圧縮抜術を使用するとロスレス(データ抜けがない)で圧縮と画像再生ができ、診断に使用することが可能となる。

 名古屋大学の医学部で医療用として利用可能性について検証が行われ、2007年4月の医療学会で医療画像の艇縮抜術的用について公認された。

 この技術の凄いところは、1000分の1に圧縮して画像再生がロスレスで行われ、かつ、高速で処理されることである。この話をすると、ほとんどの人は信じられないという。

 画像圧縮されたレントゲン画像のデモを実際に見て、これが事実として見られ、かつ、元画像と圧縮画像の双方のロス状態を比較測定してもロスがないことを確認できた。

 一股の圧縮技術の画像を比較した場合にはロス(画像劣化)が多く発生した。

■遠隔診断の世界渉大きく飛躍する

 ここで紹介する学期的な圧縮技術の実用が可能になったことで、レントゲン画像の遠隔地での読影が可能になる。

 画期的な圧縮技術を使用することにより膨大なデータ量のレントゲン画像を圧縮し、データ量の小さくなった画像データを一般のインターネット回線を通じて高速で送り、受信側で受信した圧縮画像をロスレスで見られることにより、レントゲン画像の正確な読影診断が、しかも、ライブで可能になる。

 専門医が不在の離島、過疎地や都市部から離れた地域診療所やクリニックの読影診断の支援が容易に可能になり、地方における医療環境の大きな改善ができる。

 また、インターネット回線でDVD画像以上の高画質伝送ができることによりTV電話の画質が大きく向上し、医者や看護婦と電話で対面して遠隔診断の精度を上げた在宅医療環境が整う。

この画期的な技術を使用して新しいビジネスを実現させよう

 この圧箱枝術を応用することにより、画像圧縮ビジネス…膨大な画像データの蓄積・保存に偉大な効果を発揮する。医療データの読影診断・遠隔診断のビジネス、コンテンツの配信ビジネス、ビデオレンタルのネットワーク化とネット配信など多くの応用ビジネスが想定される。・

 まだまだ、応用の世界は広い…皆さんで考え新規ビジネスを考案しましよう。

 この画期的な的な技術を実現したのはイメージインテック株式会社(IIC・湯村眞一郎社長〉である。この技術の応用については、筆者まで。

筆者メールアドレス : maekawa@sky.tnc.ne.jp

(「観光とけいざい」第735号07年12月合併号)


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