連載 前川昌道・IT導入、成功と失敗の法則(44)
おきなわ観光情報学研究会


画期的! 複数の高品質動画をスムースに動かせる(5)

前川昌道(アイスプランニング代表・おきなわ観光情報学研究会)

 画期的な圧縮技術による画像伝送技術を紹介している。この圧縮技術の画期的なところは1,000分の一に圧縮しても画像がロスレスで再現できることである。現在使われている圧縮技術では圧縮してもせいぜい10分の1程度である。如何に優れた、画期的な圧縮技術かが分かる。

 この技術によれば、以前にも説明したように1.5Mbps速度のインターネット回線でハイビジョン画像が見られ、128Kbpsの回線で普通のテレビ放送画像の品質でテレビが見られる。この圧縮技術は放射線学会で公認されていて、遠隔診断にも応用できる。

 離島が多い沖縄地域では、この技術を遠隔診断に導入することにより、医療環境に変革を起こすことが可能であろう。また、離島域で沖縄のテレビ放送が見られない地域で、テレビ放送が見られるようになる。この画期的な技術を応用すると画像の世界で、大革命を起こすことができる。

■200倍にしても乱れない画期的な圧縮技術

 1,000分の一に圧縮して、戻しても画像の乱れがなく再現できる。47インチの大きなテレビジョン画面で見ても全く画像の乱れは現れない。さらに驚きは、1,000分の一に圧縮し、再生した画像を虫眼鏡(IT手法による虫眼鏡)で画像内の一部を、例えば、画像を200倍にする丸い虫眼鏡のようにしたツールを画面上であてると、なんと、拡大されたきれいな画像が見られる。

 これは驚きである。眼球(目)を写した眼窩の画像、目玉と目玉の周辺の画像、ここには極めて細かい毛細血管が多くある。普通の圧縮技術で圧縮し再現しても毛細血管はきれいに見えない。この圧縮技術を採用するときれいに表示でき、はっきりと毛細管が見える。しかも、200倍にしても極めて細かい毛細血管でもはっきりと見ることができ、切れているか切れていないかが見て分かるようになる。

 さらに、200倍の虫眼鏡を画面上ですばやく移動させてもストレスなく画像表示がついてくる。このようなことを普通の画面で行えばスタックしてしまい、画像が動かないが、この技術ではスタックなどなく極めてスムーズに動く。

■画期的なテレビ会議システムができる

 この画期的な技術を採用すれば、高画質でテレビ会議システムが簡単にできるということになる。通常のADSLインターネット回線があればDVD画質程度で画面表示ができ、お互いの顔色まで鮮明にわかる画像が送れる。また、動画を使用したコンテンツを送りながら、会話ができる環境が整う。このビジネスモデルは色々の場所で応用ができるであろう。IIC社では高画質で多くの人が参加してテレビ会議ができるシステムを開発中で、近々市場に出回るであろう。

 

■画期的なホームページのビジネスができる

 前号でも画期的なホームページビジネスを紹介した。ホームページの制作を事業としているIT事業者は世の中に沢山存在する。しかし、動画をマルチ画面で応用している制作者は存在しない。その理由は、動画を画面の中に取り入れると、画像を大きくして見ると、画質が悪く、動作が緩慢でストレスになり、高い評価が受けられないからであろう。IICの画像圧縮技術を採用すれば、DVD画質でしかもフル画面にしても高画質で見ることができ、問題なく画面を鑑賞できる。しかも、3画面、4画面を同時に動かしても止まることもなく楽々動かすことができるので、アピール(訴求力)性も高い。

 さらに、多画面で見ることができることにより、動画で比較が可能になる。例えば、ホテルを決めるときや部屋を決めるときに、どちらの景観やホテルビューが良いかなど、複数の動画面を同時に見ながら比較することが可能となり、ホテル選択や商品選択が便利になるであろう。

 このように考えると、ホームページの制作事業においても画期的で先進的なビジネスを生むことができるであろう。

 ここに述べたように、高画質の動画像が多数同時に1画面で動かすことができるので、ホームページ(HP)の作り方が大きく変化する。マルチ画面で動画像を上手に繰ることで、情報を楽しく、分かりやすく伝えること、比較が容易にできるようになることで、ホームページ自体の使い方が大きく変わるであろう。ここで紹介した技術を導入すると、情報表現力とアピール力が劇的に高まる。

 また、クリックしてから画像が現れるまで、データ量が小さいため、直ぐに動画像が現れ、見る人を待たせない動画像のホームページができる。HPを活用した通販の売り上げアップにも、タイムサービスの情報提供に…、応用は限りなく沢山ある。

 ここで紹介した画期的な技術を導入し、ビジネスを成功させようではありませんか。

 IIC社には毎日引っ切り無しにビジネス相談のお客が殺到している。社長は悲鳴を上げている。私は、一日でも早くこの技術を採用し、ビジネスを広めた者が勝ちのような気がしてならない。もちろん筆者もビジネスの根幹はしっかり握っていて、今年は大きな事業になる予感がしている。大手キーテレビ局とも新しい放送の世界を築こうとしている。沖縄人も頑張れ、皆さんの参加と成功につながる技術の導入をお待ちしております。

 筆者への連絡はメールで(メールアドレスが変わりました(08年9月3日)):
aissmaekawa@ybb.ne.jp

(「観光とけいざい」第739号08年2月15日号)


 |  連載45 |  HOME |
本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。
Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission.