どうする! 観光沖縄

沖縄観光速報社 1976年9月5日発行単行本

沖縄観光速報社・渡久地政夫


目次

はじめに

なぜホテルが乱立したか
■自信満々だが■多すぎるホテル■警告はでなかった■悲劇の因は五百万人説

激しいダンピング
■世界一安い宿泊料金■水汲みした大臣■転廃業を促進しろ

ホテル経営者のミニ座談会
■団結して危機突破を

受入態勢の充実
■観光容量論■イメージを良くしよう■20代を狙え■ヤングは沖縄に不満

航空運賃の値下げ
■なぜ出来ないか■割引は出来ないか■税法上出来ない■国鉄航空を

観光収入はトップだが
■観光抜きではだめ■ここでもヤング■一枚ずつ脱がされる■物価がカギ

観光110番をつくれ
■よくわからない■ギリシャの例■電話で対話

アリガトウチェック
■親切と美化■説得がまずい

知らせる努力
■誘客宣伝とキャラバン■誰が費用を出すのか■漫湖を利用しては

観光と県民の関心
■観光? さあね■対内宣伝もやるハワイ■地元新聞も協力を■パック旅行の例■次は余暇だ

緑化のすすめ
■広島と沖縄の差■人にも花が咲く■花の咲く木々を■熱帯果樹を育てよう

健全なナイトライフ
■沖縄ではゼロ■安全・安心できる街を

情報センター
■何が出来るか■カネはかからない

目玉づくり
■北海道と沖縄■滞在型になると■ムーンビーチのヒント■与論島のこと■観光収入にも変化■フロリダの例■コンベンションのこと■米国のコンベンション■修学旅行の誘致■ひめゆりの塔■将来は八重山地方■周遊船の実現■潜水用具の発達■沖縄カーニバルの実現■ハーリーの例■エイサーの例/観光日程の再検討■沖縄文化村の建設■エメラルドパーク■海洋博の二の舞いの恐れ■恩納海岸は日本一■パタヤビーチ の例

旅行エージェント
■一般登録と国内業者■送り出しが本命■旅をつくる■情報産業として■安全が第一■増える直手配■過渡期■情報を重要視■重要な企画力■業界のリード役

宮崎県の場合
■無線で命令■観光と産業が密着■予算が裏付け■行政のまとめ役■トップの認識がカギ

業界の動き
■出尽くした意見■観光連盟の強化■財政基盤■体質改善を■情報センターの設置

沖縄観光の危機
■待ち構える運賃値上げ■今から対策を

最後に
■無限の可能性

沖縄県観光振興総合計画に関する報告書
■誘客プロモーションを中心にして 1976年3月
(沖縄県リゾート開発公社の依頼により、電通が作成。その要約)

現地ルポ与論島「大都会ヤングの海水浴場」


【コラム『編集日誌』リスト】
「観光客80万人」昭和50年12月1日
「企業と情報」昭和51年2月1日
「受入れ態勢」昭和51年5月15日
「生活と観光」昭和51年4月15日
「農業と観光」昭和51年5月1日
「六百億円」昭和51年6月1日
「販売計画」昭和51年7月1日
「連帯責任」昭和50年12月15日
「観光振興局」昭和51年4月1日
「チャンスは来る」昭和50年10月15日
「安売り」昭和51年6月15日
「VIP」昭和50年7月1日
「観光110番」昭和50年11月15日
「コンセンサス」昭和50年9月15日
「企業努力」昭和50年7月15日
「拝啓旅行社殿」昭和50年8月1日
「お客を増やす法」昭和50年3月1日
「話し合い」昭和50年1月1日
「那覇市観光協会」昭和50年6月15日
「数字」昭和50年1月15日
「渡嘉敷島の教訓」昭和50年4月1日
「オアシス運動」昭和49年11月1日
「カナリア諸島」昭和50年2月9日
「セールス無限」昭和49年12月15日
「観光べからず集」昭和50年4月5日
「アクアポリスは残せ」昭和50年11月1日
「国際通り」昭和50年3月15日
「十万七千字」昭和50年2月15日


はじめに
 お断りしておくが、以下は、観光に関する難しい理論などではない。観光産業の第一線で働いておられる人々との対話の中から探し求めた提言である。 
 むろん、全部が全部、いますぐ実行できるものではない。しかし、実行不可能な事でもない。はじめから「出来ない」とあきらめては何もできない。ご承知のように、沖縄のもつ問題はいずれも複雑、難解なものばかりである。 
 観光もその一つで、解決の方法はわかっても実行の段階になると、これが一向に解決に向かって進まない。方程式はわかっていても解き方が分からないようなものである。そばからみると、しばしばこっけいに見えるだろうし、同時に、ある種のいらだちを覚えるものである。沖縄の観光については、すでに各方面で論じられている。その将来は極めて明るいとの報告が出されている。しかし現実は、そのバラ色の夢とはうらはらに暗い。
 なぜであろうか。
 こうした「現実」と「明るい将来」を展望しながら、その解決策に肉薄しようと試みた。
 解決のヒントになるか、どうか、お読みになった上で、ぜひ、いま一度、考えて頂きたい。それだけで、私の狙いは半ば達成できたことになる。


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(続き)なぜホテルが乱立したか