連載 マルチメディア&リゾート〜沖縄との相性〜(13)
島田勝也(NTT西日本沖縄支店勤務)


「ジョージ」が沖縄にもやって来る

 皆さんはご自宅にインターネットはお繋ぎであろうか?  現在の普及率は概ね二〇%程度であるが、ご承知の通り急速に普及していっている。先月、NTTが提供しているISDN回線が県内で5万回線を突破し一般回線の約一〇%を占めるに至った。ISDNはインターネットとの相性が良いため今後も益々増加するともの考えている。

ところで、今回のタイトルにある「ジョージ」だが、インターネットの常時接続サービスに引っかけており、今年後半にかけて沖縄でもこのインターネットへの接続は二十四時間繋ぎ放題の常時(ジョージ)接続が一般化する。今回はその話題を取上げる。

 NTT西日本がISDNユーザー向けに提供を始めた定額で常時接続が可能なサービス「フレッツISDN」が沖縄(那覇市と名護市)でも去る七月から提供されている。このサービスは昨年六月のNTT東西分割の目玉として発表し、インターネットユーザ向けに昨年末から東京・大阪の一部地域で試験サービスを開始し、現在は那覇市等の県庁所在地級の都市地区で提供しているものである。だだし、名護市はサミット開催地ということで特別に那覇市内と同時に提供を開始した。そして、いよいよ年 内を目処に全市政地域にエリアが拡大される予定である。本格的に「ジョージがやってくる!」という訳だ。

 同サービスを受けるのに係る費用は初期費用として基本工事費千円と交換機等の工事費千円、それに毎月の利用料金が四千五百円となっている。また、インターネットサービスプロバイダーの会費が別途必要となる。「フレッツISDN」はプロバイダーへの接続を自動的に判別し、定額の常時接続を実現する。通信速度はBチャンネル一本分六十四キロbpsである。この四千五百円が安いかどうかは普段インターネットにアクセスしている時間によるが、だいたい毎日二時間以上インターネットにア クセスするぐらいの人の場合はこのサービスを利用した方が割安となる。ただし、常時接続で使用した場合の単純な料金比較は出来ないとも言われていおり、ゆったりと使うことから生まれる付加価値、例えば「精神的なゆとり」といった部分、といったことも想定に入れてもよい思われる。

 県内ではOCNが既にケーブルテレビ回線を使ってインターネットの常時接続サービスを提供しているが、この「フレッツISDN」のエリア拡大によって、いよいよ常時接続が常識化し一気に普及することになることと思う。

 その事がインターネット環境を大きく向上させ、少なからず我々のビジネスや生活に影響をもたらせるであろう。いよいよインターネットという近年に発明された人類最大級の科学的道具を「本格的に使いこなす」という時期に入ってきた。

 近々我が家にもジョージがやって来ることになっており、私と家族の生活や行動に影響を与えていくことだろう。私としては、せっかくインターネット常時接続の環境が出来る訳なので、ただ単に二十四時間いつでもインターネットを使えるというだけではなく、色々な活用の仕方が見つけられそうな気がしているので、しばらく使い込んだら使用の感想を又お話したいと思っている。 (「観光とけいざい」2000年10月1日号)


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