連載 マルチメディア&リゾート〜沖縄との相性〜(17)
島田勝也(NTT西日本沖縄支店勤務)


「沖縄観光 の発展をITで考える会」準備中

 前々回の本欄で私は「産官学の有識者からなる沖縄観光の発展をITで考える会(仮称)の発足を呼びかけようと考えている。沖縄観光の発展をITの有効活用という視点から、調査・研究・提言を公的機関や民間企業等の業界関係者に対して具体的に行っていける組織にしたい。観光関係者とIT関係者の共同プロジェクトである」と記している。

 観光業界の方々とも相談したところ、出来るだけ各事業者がすぐに実践出来る内容を! という趣旨の声が多かった。その要望をとりいれながら、三月末にはそのプロジェクトを正式に立ち上げる予定にしており、今回はその概要についてお知らせしたい。

■観光業界をサポートする

 会の趣旨を平たく一言でいうと「観光業者のためのIT活用術を研究・修得する研究会」ということになろう。研究会という名がつくとなにがしらマクロな政策ばかりを論ずる印象だが、本会はあくまで観光産業に関る個々の事業者が主体である。事業者が活用できるITを具体的なメニューで提示し、出来ることからそれぞれで始めてもらうことをサポートすることに主眼をおく。大型施設事業者から中小の事業者の皆さんにも対応できるものにするのはもちろんだが、それは本業を効率化し付加価値を増大させ、そして利益を上げるためのIT活用でなくてはならない。そのミクロな実践が業界全体のパワーを押し上げ、ひいては沖縄観光全体の発展に繋がるものと考えている。

■研究成果を共有しよう

 具体的なメニューをいくつか紹介する。例えば、@インターネットの活用方を観光業に則った形で実践してもらえるような専門家のアドバイス。ホームページをまだ立ち上げてない業者さんには具体的なアドバイスや予算見積もりまでしてしまう。A携帯電話メディアの活用方。ドコモのIモードに出来た沖縄観光サイトへ登録等。Bその他の優良メディアを活用した効果的なPR方法等のアドバイス。Cマーケティング調査に基づいた観光客動向等の情報共有化、等を当面は考えている。

 これまた、平たく言うと「観光業界の皆さんからITに関して気軽に相談できて、かつ頼れる会にしましょう!」というものである。

 本紙の発行元「沖縄観光速報社」も同様な役割を担っておられる。その延長線上の活動と考えて頂いてもよい。むしろ、同紙の定期購読者さんにはそちらの方が解かりやすい。

 いずれにしても、来月には本紙上であらためて正式な「ご案内」が出来ると思う。IT活用のメニューを揃えて有能な専門家達と一緒に、沖縄のリーディング産業(稼ぎ頭)である観光業界の皆様を会場でお待ちしたい。(「観光とけいざい」2001年2月15日号)


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