連載 観光業界のための紙上ITセミナー・IT利用の基礎知識(06)
島田勝也(NTT西日本沖縄支店勤務)


世界のウチナーンチュ大会とインターネット放送

 「第3回世界のウチナーンチュ大会」が11月1日から4日まで開催された。移民初期のご苦労や沖縄が貧しかった地代に遠く国外が我々を物心両面から支えて下さったこと等に思いを馳せ、世界に広がる30万人余のウチナーンチュパワーをあらためて実感し胸を熱くした四日間であった。我々の最大の財産として守り、大切にしていきたいイベントである。

 さて、この「世界のウチナーンチュ大会」であるが、5年おきの開催ということで、本来は昨年の開催予定年であるが、G8サミットの開催との重複を避けて一年繰り延べて今年になったとのこと。ということは、第2回大会が6年前、第1回大会が11年前である。

 第1回大会が開催された1990年は民間には全くインターネットの無い時代である。第2回大会が開催された1995年はインターネットが普及し始めた初期である。NTT西日本も大会会場にインターネットカフェを出展して世界のウチナーンチュを熱烈歓迎したことを思いだす。多くの皆さんが物珍しそうに触れておられた。そして今年、日本では5,000万人、世界では10億人の人々がインターネットを使っているという時代になっている訳だ。正に隔世の感である。

 このインターネットの普及は、正に「世界のウチナーンチュ」というネットワークに多大な恩恵をもたらせている。世界に散らばるウチナーンチュ同志で、そして島に残っているウチナーンチュとの間で、簡単で気楽に・安く・何時でも交信し情報交換が出来るようになったのである。今後はその活用方について大いに工夫する必要がある。

 ところで、今回、ITを用いて本大会の盛上げに大きな役割を担っておられたCBCSインターネットテレビのスタッフの皆さんに私は「ご苦労様功労賞」を差し上げたい。同社がインターネット上に提供した(今もし続けている)「世界のウチナーンチュ大会」の模様は世界の何処からでも何時でもみることが出来るのである。ある意味では、県内のどのテレビ局よりも価値ある仕事をしていると言える。県が拵えた公式サイトよりも数段価値は上である。数人のスタッフ・小さい資本でここまでの情報発信が出来る時代が到来したことを実感した。これがブロードバンド時代でありIT革命なのである。百聞は一見にしかず、貴方も是非アクセスしてみて欲しい。http://www.cbcs.co.jp/ (「観光とけいざい」2001年11月15日号)


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