連載 観光業界のための紙上ITセミナー・IT利用の基礎知識(07)
島田勝也(NTT西日本沖縄支店勤務)


ITと民主主義とリーダー

 地方の時代と言われて久しい。東京の青島幸男や大阪の横山ノック等というお騒がせだけの知事の時代を終えて、今では、東京の石原慎太郎、長野の田中康夫、三重の北川正恭、鳥取の片山善博、宮城の浅野史郎、岡山の石井正弘、高知の橋本大二郎等という人気も実行力も兼ね備えたリーダー達が知事ポストに就いてやるべき仕事を進めている。

 ITの活用に関しては、全国47都道府県すべてで最重施策の一つとして掲げられ、取り組まれている。(この分野で沖縄が一番進んでいるという勘違いはしない方がよい。)

 また、地域連合としての取り組みも模索されており、岡山の石井知事の呼びかけで「地域からIT戦略を考える会」が先月旗揚げした。東京の石原知事も首都圏の各首長達とのインフラ整備に関して連携する会を発足させているのだ。

 今回は、その中でも特にユニークな取り組みをしている、三重の北川正恭知事を紹介したい。「情報先進県」「環境先進県」を標榜し、ITの活用により、電子決裁システムなどを採り入れ、 業務効率の向上やコミュニケーションの円滑化を実現している。さらに、環境関係でもISO14401の認証取得などにより「環境経営」を推進。 庁内にはゴミ箱をなくし、「ゼロ・エミッション」実現に大きく前進した。 めざすところは「県民満足」であり、そのために「行政経営品質」の向上に取り組む。

「情報公開」も積極的に推し進める。「公開すれば、県民も行政の共同責任者、つまり、意思決定にも関与できる当事者になるわけだから」ともいう。その言葉の根底にあるのは 「IT(情報技術)が日本の民主主義を本物にする」という信念であるのかもしれない。

 北川知事へのインタビューという形で詳しい内容が次のサイトにジャンプすると読む事が出来る。(www.ntt-west.co.jp/solution/journal/index.html)

 ITの活用術にも増してリーダーの資質やリーダーシップ、あるいはリーダー選びやその存在の重要性について感じさせる内容である。この紙面をお読みの皆さんは各界のリーダーの皆さんである、既にインターネットを活用して情報収集は実行しているものと思うので、是非ともネット上で詳しく内容を一読頂きたい。 (「観光とけいざい」2001年12月合併号)


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