連載 観光業界のための紙上ITセミナー・IT利用の基礎知識(11)
島田勝也(NTT西日本沖縄支店勤務)


光インターネットの登場

 NTT西日本は、3月8日から沖縄県内でも光アクセスサービス「Bフレッツ」の提供を開始した。

 Bフレッツは、光ファイバ−を用いた、ベストエフォート型の通信サービスで、月々定額の利用料でインターネット等に接続することがでる。Bフレッツの通信は、NTT西日本の地域IP網を経由し、お客様が契約するプロバイダ等に接続される。県内のサービス提供エリアについて、当面は那覇市と浦添市の一部地域に限定されるが、逐次拡大されていく。これはかなり画期的な商品である。県内大手企業、新聞社などが導入を準備している。詳しくは次のホームページをご覧頂きたい。

http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/bflets/kakudai_index.html
http://www.ntt-east.co.jp/flets/index_f.html

 いよいよ100Mbpsのサービスを月額数千円で提供出来るようになった。インターネットアクセスの本命と言われていた光ファイバ−がやってきたのである。電話局までの光ファイバ−化は数年前に完了していたのだが、「ラストワンマイル」と言われていたように電話局から各ユーザー宅までの整備が中々進まなかった。ところが、ここへ来て我が社もこのサービスに生き残りをかける形で準備を前倒しで進めていた。この分野のサービスとして、後は無線系でのサービスが始まるだろうが、現行の技術をもってすると当面はこのサービスが最高峰になるだろうと思う。この100Mbpsという大容量の通信環境ではテレビや映画やゲーム等のコンテンツもストレス無く行き来出来る。

 昨年1月に森内閣のもとで策定されたe-japan計画によると、「2005年までに日本中の半数の世帯にあたる3,000万世帯でブロードバンドによるインターネット環境が実現される」と言っている。今のところ、ブロードバンドサービスと言えるのはADSLサービスとケーブルTV網によるサービスであるが、この両方での加入者が現在約300万世帯と言われている。あと3年で10倍に増えるという訳だ。今回の「Bフレッツ」のサービス開始はその流れを強く促すことになる。

 これからの課題はその環境が整った時点でどんなコンテンツが流通しビジネスが興るのかを如何に見通すかである。「沖縄観光」の振興を担う立場の方々にもぜひこの世界最高の通信環境を活用して欲しい。 (「観光とけいざい」2002年3月15日号)


連載12 |  HOME |
本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。
Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission.