連載 観光業界のための紙上ITセミナー・IT利用の基礎知識(12)
島田勝也((財)沖縄県産業振興公社 )


産業振興のフロンティアから

 4月1日、NTTから(財)沖縄県産業振興公社への出向命令を受け、同日より同社で勤務している。

 私の任務は、ITを切口とした県内既存企業の支援及び新たな起業の促進である。これもIT活用の啓発を目的に、本紙「観光とけいざい」へ過去3年に渡って30回以上の連載を続けてきたことに起因するのでは? と勝手に想像している。「今まで色々と言ったり書いたりしてきたことを実際にやってみろ!」という天命のようなものと、私なりに納得している。

 ご承知の通り、この沖縄県産業振興公社(www.okinawa-ric.or.jp)とは、県の商工政策を具現化するための実行部隊である。県内中小企業の「駆け込み寺」を標榜している。昨年、完成した那覇市小禄の産業支援センタ−の4Fに陣取っている。ビルにお越しの際は是非お寄り頂きたい。

 ところで、私はそこで具体的に何をしようとしているのか? であるが、未だ勤務2週間の身であり、今のところ、次のようなことを考えているのでご紹介したい。

1. 観光業界のためのIT活用の推進

 これまでも本紙への連載やその他の活動で行なってきたことであり、それを具体化したい。「ITは道具であり、沖縄ではそのリーディング産業の観光に役立てることが肝要」と言い続けてきた。

 近く沖縄県旅行業協同組合の皆さんとIT視察に近々東京へ出かける予定である。

 観光業界の皆様の経営基盤強化に繋がるメニューを多く提供していきたい。

2. インキュベ−ト施設及びSOHOワーカーの支援

 実はこれも過去に色々なところで叫び続けたことで、インキュベートについては、やっとここへきて沖縄でもボリュームが出てきた。既に名護市、嘉手納町、宜野座村、那覇市小禄で稼動しており、今年度内に那覇市新都心と沖縄市と宜野湾市に新設され稼動を開始する。関連してSOHOというオフィス環境を好条件で提供することは価値があると考えている。しかしながら、何れも「どう有効活用するのか?」ということに関心は移っており、重要なのはむしろそこである。施設は出来たが 活用は…ということにならないようにする役割の一端を担うつもりである。(www.sokuhou.co.jp/library/shimada/shimadaIT10.html)

 未だ勤務2週間しか経たない身であり、偉そうなことも言えないのであるが、以上の2項目については、今年はIT分野の中で相当に動くと思われるので、注目願いたい。

 NTTの島田から、産業振興公社の島田に立場は移っても、私なりに精一杯働かせて頂きますので、読者の皆様には、ご指導の程よろしくお願いします。 (「観光とけいざい」2002年4月15日号)


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