連載 観光業界のための紙上ITセミナー・IT利用の基礎知識(14)
島田勝也((財)沖縄県産業振興公社 )


オープンソースアイランド構想(上)

  NTT西日本から沖縄県産業振興公社に出向して早3ヶ月が経つ。

 私の主管で既にいくつかのミッションを走らせているが、最重要なミッションの一つに位置づけているのが、「オープンソース」の活用をキーとしたオール沖縄的IT企業の発足である。

 既に北海道は産官学連携による企業を発足させ戦略的に取り組んでいる。6月15日には北海道におけるキーマン、北海道大学の嘉数侑昇教授を招聘しての講演会「産官学連携による北海道経済自立への取り組み(オープンソースへの期待)」も開催したところである。今回と次回号ではこの「オープンソース」ついて触れてみる。

 オープンソースとは、ソフトウェア技術の集大成であるソースコードを一般公開することにより、誰もが自由に開発に参加または使用することができるようにしたもので、これにより、品質がよく無償でかつ利便性がよいソフトウェア共有の実現が可能となっている。その代表格がLinuxである。オープンソースは、世界中の技術者が使いたいものを自ら生み出す、いわゆる100%ユーザニーズを 満たして生産されている“ユーザ志向ソフトウェア群”であると言える。

 私流に解釈すると世界を支配しているマイクロソフトのOSとそのアプリケーションに対抗するフリーのソフトのことである。実際、マイクロソフトを使わないソフトは台湾や中国やインドでは相当に普及しており、現在も世界中で急速に普及しつつある。しかし、日本はその普及がたいへん遅れていると言われている。ここでも日本は米国の言いなりでマイクロソフトを使わされているという訳 だ。

 今後、一気に世界中で普及が予測されるLinuxに代表される「オープンソース」関連の高度技術者を急速に大量に養成し、日本一の「オープンソース・アイランド」になるということである。(「観光とけいざい」2002年6月15日号)


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