連載 観光業界のための紙上ITセミナー・IT利用の基礎知識(27)
島田勝也((財)沖縄県産業振興公社 )


JALのホームページが面白い

 前回はJALのホームページを例に取り上げて「航空会社のホームページがエンターテイメント化している」ということを紹介した。

 広義に捉えるとその一環と考えてもよいが、今回は、そのJALのホームページで他社商品の買い物が出来るモールが出来るという話題を取り上げる。

 JALは年内に、デル等のインターネット販売会社の約150社とマイレージサービスで提携する。JALのホームページ内の提携企業の専用コーナーを開設して、ここで商品を購入した人にマイルを提供する。

 JALはホームページ利用者増を、ネット販売の各社はJALの1,500万人のマイル会員に自社商品を売り込むことが可能になる。具体的には、ホームページ内に「eマイルパートナー」のコーナーを開設する。

 これがショッピングモールにあたる。言ってみれば、ジャスコが自社ショッピングビル内に専門店街と称して、テナントを入れているようなものである。

 PC販売のデルや玩具のトイザラス、紀伊国屋書店、その他は衣料店や英会話学校が出店予定とのこと。年内には150社程度に、来年以降も拡大させていく計画。JALホームページにショッピングモールが誕生する訳である。本来JALが持ち合わせている「輸送サービス」そして「旅」に加えて、先月紹介した旅関連のエンターテイメント、今回紹介したショッピングモール、これまでにない極めて楽しく強力な電子仮想空間が誕生しそうな勢いである。

 この様な状況が起きてくると、いよいよeコマース電子商取引の普及への流れの加速を実感できる。ネット上のいたるところで、ショッピングのチャンスが創造できるのである。県内で各企業や団体で電子商取引ビジネスへの取り組みが行われているが、一層の注力を期待したい。 (「観光とけいざい」第642号2003年9月15日号)


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