沖縄観光30年史■連載33
渡久地政夫(沖縄観光速報社・代表取締役)


報道で有名になった

■参考にしたいインタビュー

 沖縄観光コンベンションビューローにも新しいリーダーが登場した。心機一転して沖縄の観光業界のために骨を折ってもらいたい。

 JAの組織に触れる前に名護市の「ゴーヤーパーク」に触れておきたい。ここは農連に劣らず、われわれに大きなヒントをあたえてくれる。JAが全国的な巨大な組織であるのに対し、ゴーヤーパークは小さな組織だが、ヒントは農連に劣らない。

 ゴーヤーパークは名護から本部に行く通称「伊豆見街道」沿いにある。この街道にはガラス館、パイナップルパークなど、観光施設が建ちならんでおり、北部の観光名所として、近年、高い評価を得ている。

 パークの社長は渡久地政光さんで、「本土でゴーヤー、ゴーヤーと大変な人気である。その秘密を教えてもらおう」と思ったのである。

 渡久地社長は気さくな方で「報道機関については」という問いに「ゴーヤーが本土で有名になったのは報道機関のおかげ。その結果ありがたいことに、パークにリピーターが増えた」。第二にゴーヤーは身体にいい。第三に徹底的に「山原にこだわった」ことを挙げておられた。

 そのうえで「初めから順調だったわけではない。くじけそうになったこともあった」と打ち明けた。

 「その他に報道機関にたいする注文は」という質問にはちょっと考えて「インタビューを増やしてほしい」と応えた。その上で「沖縄には独得の事情がある。その事情を正確にとらえ、よその社長はどう見ているのか、またどう考えているのか。どうしようとしているのか、インタビューでは「良く分かり、大変参考になる」という。

 観光事業はいったん軌道に乗ると面白い事業だ。本質が「人をよろこばせる(満足させる)仕事」だ。

 ゴーヤーパークの社長の詳しい話はもっと続くが、常に新鮮な気持ちで仕事をして地元のためになってもらいたい、ということだったのである。

 ゴーヤーというわれわれの身近なモノを全国に広めたその功績は大きい。いま、地元の三社と組んで新しいビジネスの準備中だといっているが、観光面からも是非協力し成功させたいものである。(「観光とけいざい」第644号03年10月15日)  


 |  連載34 |  HOME |
本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。
Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission.